質問:ブルーベリーの枝が横に這うように伸びてしまい、真上に伸びません。どうしたら上に伸びるようになりますか?
ブルーベリーを育てていると、新しく伸びた枝が横方向に広がってしまい、思ったように上へ伸びてくれないことがあります。
特に若い苗や、樹形を整えたい時期には「まっすぐ上に伸びてほしい」と感じる場面が多いです。
横に伸びた枝をこのまま待つべきなのか、それとも支柱で上に誘引すべきなのか分からず迷っています。自分の育て方が間違っているのか、品種のクセなのかも判断できず、どう対処するのが正しいのか知りたいです。
回答
横に伸びている枝の中で最も元気の良いものを、支柱で真上に矯正します。
支柱で固定して一冬越すと枝が硬化し、上向きの主軸として使えるようになります。
また、根元から新しいシュートが出れば、それは自然に真上へ伸びます。
横向きの枝を数本まとめて上向きに矯正し、それらを主枝として使う方法もあります。
回答の理由
ブルーベリーは品種や樹勢によって枝の伸び方が大きく異なります。横に広がるタイプの品種では、放置すると株全体が横に広がり、上方向の骨格が作れません。
そこで、横に伸びた枝を「主軸候補」として支柱で矯正し、まっすぐ上へ導くことで、樹形を整えやすくなります。以下では、実務的な判断基準と具体的な対処法をまとめます。
横に伸びる枝は珍しくない
ブルーベリーは品種によって枝の伸び方のクセが強く、横に広がるタイプも多いです。
特に若木のうちは枝が柔らかく、重力に負けて横へ倒れやすくなります。
そのため、横に伸びること自体は異常ではありません。むしろ、横枝をどう扱うかが樹形づくりの重要なポイントになります。
主軸にしたい枝を支柱で真上に矯正する
横に伸びた枝の中から、太くて勢いのあるものを1本選び、支柱に沿わせて真上に固定します。
固定は軽く曲げる程度で十分で、無理に角度をつける必要はありません。
一冬越すと枝が硬化し、曲げた形のまま「主軸」として機能します。翌春には自然に上へ伸びる枝として扱えるようになります。
横枝を数本まとめて上向きに矯正する方法もある
横枝が複数ある場合、1本だけでなく、2〜3本を同時に上向きへ矯正する方法もあります。
複数の枝を主枝として育てることで、株全体の光合成量が増え、樹勢が安定しやすくなります。
私の感覚としては、横枝を数本上向きに矯正して主枝とし、この主枝で株に光合成によるエネルギーをため、その後に勢いのあるシュートを発生させる、というイメージです。
主枝がしっかりしている株ほど、シュートの発生が安定し、樹形づくりがスムーズになります。
ただし、矯正する枝が多すぎると株が混み合い、風通しが悪くなるため、2〜3本程度にとどめるのが安全です。
支柱矯正は冬越しがポイント
ブルーベリーの枝は晩秋から冬を越す間により木質化が進み、形が固定されます。
そのため、秋〜冬に支柱で矯正しておくと、翌春には自然な上向きの主軸になります。
逆に、春〜夏に無理に曲げると枝が折れやすいため、矯正のタイミングはとても重要です。
根元から出るシュートは自然に上へ伸びる
ブルーベリーは根元から勢いのあるシュートが出ることがあります。
これらのシュートは基本的に真上へ伸びる性質があるため、主軸として非常に優秀です。
もしシュートが出た場合は、無理に横枝を矯正せず、シュートを主軸に採用することが、この問題を解決する一番の近道です。
横枝を主枝にするか、シュートを主枝にするかは、株の勢いとバランスを見て判断します。
横枝を放置するとどうなる?
横に広がる枝をそのままにすると、株全体が横方向に広がり、上方向の骨格が作れません。
結果として、
・樹形が乱れる
・収穫しにくい形になる
・日当たりが悪くなる
・枝が混み合い、風通しが悪くなる
といった問題が起きやすくなります。
特に鉢植えでは横枝が場所を取り、管理が難しくなるため、早めの矯正が効果的です。
補足
支柱は細い竹や園芸用の棒で十分です。
枝を縛る際は、間違っても針金ではなく、ビニールタイや麻紐など、枝を傷めない素材を使いましょう。
また、無理に角度をつけると枝が折れる恐れがあるため、枝の硬さにより、少しずつ矯正するのがポイントです。
横枝を主枝にするか、シュートを主枝にするかは、株の勢い・品種のクセ・栽培環境によって変わります。どちらが正解というより、株の状態に合わせて柔軟に判断するのが大切です。


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