質問:マルチって絶対にいるんですか?お金が余計にかかってしまいそうなので、無しでダメですか?
ブルーベリー栽培では「マルチをしたほうがいい」とよく聞きますが、実際のところ必須なのかどうかが分かりません。
ウッドチップやバークチップを買うとなると費用もかかるので、できれば無しで育てたい気持ちもあります。
マルチをしないとどんな問題が起きるのか、逆にマルチをするとどんなメリットがあるのか、初心者でも分かるように知りたいです。
回答
マルチは必須です。ブルーベリー栽培における「投資」と考えてください。
回答の理由
ブルーベリーは根が浅く、乾燥や高温に弱い果樹です。地表をむき出しにしておくと根がダメージを受けやすく、生育が不安定になります。マルチを敷くことで、根の環境が安定し、成長が大きく変わります。
以下では、実務的な視点でマルチが必要な理由と、向く素材・向かない素材をまとめます。
乾燥を防ぎ、根を守る
ブルーベリーの根は、髪の毛より細い根で構成されており、かつ地表近くに広がるため、土が乾くとすぐにダメージを受けます。
マルチを敷くと乾燥が大幅に遅くなり、水分が安定します。特に夏場は効果が大きいです。
地温の上昇を防ぐ
夏の直射日光で土が熱くなると、浅い根が傷みます。
ウッドチップやバークチップは断熱性が高く、地温の上昇を抑えてくれます。
雑草を抑え、根のスペースを確保できる
雑草が生えると、ブルーベリーの根と水分・養分を奪い合います。
マルチを敷くことで雑草が生えにくくなり、ブルーベリーの根が広がりやすくなります。
雨の跳ね返りを防ぎ、病気のリスクを下げる
雨が土を跳ね上げると、葉に泥がつき、病気の原因になります。
マルチは泥はねを防ぎ、葉を清潔に保ちます。
マルチに向く材料
ブルーベリーと相性が良く、長期間安定して使える素材です。
・ウッドチップ
・バークチップ
どちらも通気性が良く、地温を安定させ、見た目も自然で扱いやすいです。
マルチに向かない材料
以下の素材はブルーベリー栽培には不向きです。
・もみ殻(軽すぎて飛ぶ。その場に留められない)
・落ち葉(分解が早く、厚みが維持できない)
・砂利(地温が上がりやすく、重さも相まって根を傷める)
特に砂利は夏場に高温になりやすく、根にダメージを与えます。
向くけれどデメリットが大きい素材
・ピートモス単体
酸性でブルーベリー向きですが、単体でマルチに使うとコガネムシから簡単に潜られ、産卵床になりやすいという大きな欠点があります。
そのため、マルチとしてはおすすめしません。
マルチをしないとどうなる?
マルチ無しで育てると、次のような問題が起きやすくなります。
・土がすぐ乾く
・夏に根が焼ける
・雑草が増える
・水やりの頻度が増える
・成長が遅くなる
特に夏場のダメージは大きく、1シーズンで枯れたり、樹勢が落ちることもあります。
補足
ウッドチップやバークチップはホームセンターや園芸店、材木店など購入できます。
厚さ5〜10cmほど敷くと効果が高く、見た目も整います。
鉢植えでも地植えでも使えるため、どの栽培スタイルでも取り入れやすい方法です。


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