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品種一覧【四倍体ハイブッシュ系ブルーベリー】

四倍体ハイブッシュ系ブルーベリー品種一覧

四倍体ハイブッシュ系ブルーベリーは、ハイブッシュ(Vaccinium corymbosum)内部で倍数化(2n=48)して生まれた特殊な系統です。

異系統交雑によって成立するサザンハイブッシュや、ハイブッシュとラビットアイが明確に混在するハイブリッド系とは異なり、ハイブッシュ系統を基盤とした倍数体グループとして扱われます。

矮性・二期成り・低チル性など、従来のハイブッシュでは得られなかった特徴を示すことがあり、観賞性と家庭園芸での注目度が高まっています。本ページでは主要品種をあいうえお順に整理し、品種選びの基準と、各品種読本への導線として体系的にまとめています。

四倍体ハイブッシュ系は品種数が極めて少ない

四倍体ハイブッシュ系ブルーベリーは、世界的に見ても品種数が非常に少ない特殊な系統です。これは倍数化育種が技術的に困難だからというよりも、歴史・遺伝・市場の三つの要因が重なった結果として必然的に生まれた現象です。

ブルーベリー育種は長い間、寒冷地向けのノーザンハイブッシュ系と、暖地向けのラビットアイ系の二大系統に集中してきました。この二系統だけで主要産地の気候帯をほぼ網羅できたため、ハイブッシュ内部で倍数化した四倍体系統を大量に育種する必要性が歴史的に生まれにくかった背景があります。

さらに、倍数化によって生じる形質は安定性の確保が難しく、果実品質・樹勢・収量を商品化レベルに到達させるには高度な選抜が必要です。そのため、現時点で一般流通している四倍体ハイブッシュ品種はごく少数に限られています。

そのため、本カテゴリは1品種で“現時点で確認される主要品種をほぼ網羅している”完成された系統ページとなっています。

四倍体ハイブッシュ系ブルーベリー品種一覧

🫐ブルーマフィン(中生~二期成り)現時点で確認される唯一の商業流通四倍体ハイブッシュ

品種登録年:2007年(日本品種登録公報)

育種機関:HortResearch(現 Plant & Food Research)

育種者:ニュージーランド育種チーム

親品種:ハイブッシュ系統の自然交雑実生(品種登録公報に基づく)

倍体:4倍体(ハイブッシュ系)

分類:四倍体ハイブッシュ系

交雑背景:ラビットアイ系統との交雑は一次情報上で確認されておらず、ハイブッシュ系統内の複雑な交雑背景を持つ四倍体選抜と考えられる。

四倍体ハイブッシュ表記の揺れについて|日本での誤認知とその背景

ブルーマフィンは、日本国内の一部流通において「サザンハイブッシュ系のハイブリッド品種」と説明されることがあります。これは、矮性・二期成り・低チル性など、ラビットアイやサザンハイブッシュに似た性質を持つため、外観的特徴から誤解されやすいことが主な原因です。

しかし、国際園芸学会(ISHS)の査読論文では、ブルーマフィンは
「dwarf tetraploid V. corymbosum(矮性四倍体ハイブッシュ)」
として記載されており、ハイブッシュ系統を基盤とした四倍体であることが示されています。また、ラビットアイ系統との明確なハイブリッドとして扱う一次情報は確認されていません。

本サイトでは、これらの一次情報に基づき、ブルーマフィンを「四倍体ハイブッシュ系」に分類し、ハイブッシュとラビットアイが明確に混在する「ハイブリッド系ブルーベリー」とは区別して記述しています。

四倍体ハイブッシュ系品種の今後について

倍数化育種は現在も世界各地で進行しており、今後新たな四倍体系統が登場する可能性があります。また、研究段階の未公開系統や、当サイトがまだ把握していない選抜系統が存在する可能性も否定できません。新しい情報が確認され次第、本カテゴリに随時反映し、最新の体系を維持していきます。

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